プロローグ

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教室は先程までの騒がしさが一瞬のうちに無くなり、静まり返っている。 《鬼として頑張って貰うわけですけれども、30対1、ですからどうしても逃げ回るにも限界があります。そこで、ルールを設けました。》 《逃げる役には、返り討ち制度を与えます。どうか、皆さん、一週間返り討ちに負けずに生き残ってくださいね。期待しています。》 しばしの沈黙を破り、真っ先に口を開いたのは、萩野寧寧である。 「なぁにぃ?まじ、意味分かんないんだけど」
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