Ⅳ)中五しりとり

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「哀しくて」 哀しくて 泣いて呑んで おぼろげに(中五) 故郷の母の背中を想う (新田 遼) 「おぼろげに」 おぼろげに霞んだ眼(まなこ)で 君想う(中五) 紅葉鮮やかな山を眺めて (新田 遼) 「君想う」 君想う 落ち葉舞い散る あの道よ(中五) 独り行く手は空を探すよ (泉乃 幸) 「あの道よ」 あの道よ 君の言葉を 信じれば(中五) やはり迷いし晩秋の散歩 (新田 遼) 「信じれば」 信じれば 道開けると それだけを(中五) ただ握り締め 今日また歩む (なお) 「それだけを」 それだけをずっと信じて 手を握る(中五) めざめし君の眩い笑顔を (新田 遼) 「手を握る」 手を握る 如何なおもいが 詰まるのか(中五) 「怒り?」「悲しみ?」 「希望?」「感動?」 (和貴 螺斑) 「詰まるのか」 詰まるのか 紅葉ざわめく 山寺で(中五) 棋士の一手に生唾を飲む (新田 遼) 「山寺で」 山寺で 賑わいむせた 暖の日々(中五) まろ茶飲んで時のつぶやき (オイル・サーディン) 「暖の日々」 暖の日々 寒に染まるも 移ろいの(中五) 光ととれば 温へと替わる (和貴 螺斑) ☆殿方の投歌多し☆ 中五の続け詠みもあり、すごい勢いです(^^) image=488549207.jpg
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