Ⅳ)中五しりとり

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「移ろいの」 移ろいの 季節巡りて 思うこと(中五) 貴方求めてまた年を越す (なお) 「思うこと」 思うこと 君が残しし 殴り書き(中五) 卵の値段と 僕への言葉 (新田 遼) 「殴り書き」 殴り書き 喧嘩の後の 置き手紙 (中の五) 見ても読めない胸の内かな   (星野かほり) 「置き手紙」 置き手紙 インク滲ます 涙文字(中五) 部屋の寒さに今さら気づく (なお) 置き手紙 紅葉の葉を 彩に(中五) 帰りし姿で 君が待つ瀬へ (新田 遼) 「彩りに」 彩りに 目を奪われて 立ち尽くす(中五) 山肌飾る紅葉の錦 (恋花) 「立ち尽くす」 立ち尽くす ただそれだけの 日々数え(中五) ようやくの秋 悲しみ離つ (なお) 「日々数え」 日々数え 無情に過ぎし 残命の(中五) いかに尊く 大事に生きしや (新田 遼) 「残命の」 残命のわずかなれども 最後まで(中五) 絹毛鼠は懸命に生く (なお) ☆詠まれた歌は魂に☆ 美しい、儚い、想いの数々は連鎖していきます image=488549290.jpg
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