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私は手をつなぎながら歩く山村武士と立川早苗の後ろを
目立たぬように歩いた。
私の心の中では、嫉妬が渦巻き、あの立川早苗を殺してしまいたい衝動にかられていた。
〈 あの女を罰してやらなくては!
あの女は、私の未来のシナリオにあってはならない存在よ。
山村武士は、私だけのもの。
私はあの女の存在を認めない! 〉
山村武士と立川早苗は、つきあい始めて、もう半年になる。
そのことはもう、私の我慢の限界だった。
このままもたもたしていたならば、山村武士は私のものにならなくなる。
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