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「それで、まあまたよろしくねって感じでお昼一緒に食べてたんだけど。そこに鉢合わせたっていうか……」
「仕事みたいなもんだって言った?」
「……それは。同じ会社で派遣やってるし、会社でゴタゴタあったの知ってるから、判るんじゃないかなって」
そっかー、と納得しかけた菜月を遮り、飛鳥が眉根を寄せて身を乗り出してきた。
「芹香、それ、
ちゃんと言った方がいいよ。
いちいち」
「え……」
あの後、社交辞令って感じで4人とも手を振って会釈して──あたしと友成さんが「お先に」って店を出たんだけど。
その時も秀秋の顔はずっと能面のようで、しばらくソワソワしていたことを思い出した。
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