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舌が挿入って来るのかと思わず口唇を開いても、それを何度も含まれるだけ。
まるで、咀嚼されてるみたいだ。
──ああ、また何か
変なスイッチ押された。
女って、なんでこうなんだろう。
あたしだけなのかな。
秀秋がただ強引なだけじゃないのは、あたしが一番よく知ってる。
そんな口唇にこんなふうに熱く執拗に触れられて、突き放せるわけがない。
自分のこと、もう少ししっかりした人間だと思ってたのに。
女としては、ふにゃふにゃ情けないっていう自覚はあったけど……最近本当におかしいし、情けない。
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