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──なんで、友成さんの向かいに芹香がいるんだ。
結局、思っていることをひとつも口には出せずに愁子に付き合って彼氏役を続けていた、ある日のこと。
愁子と一緒に昼を取ることになった。
本当は、デートの偽装に付き合わされるはずだったんだが、肝心のかなでがレポートの期日を間違えたとかで、教授の持っている部屋で缶詰めになって来られなくなってしまったのだ。
愁子と2人で食っとくか……というのは幼なじみの気安さ以外の理由は何もなかった。
……のに、どうしてこんな場面に遭遇するのか。
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