第1章

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そして、夕方。 彼が帰宅。 「おかえり~」 なるべく平然を装った真愛。 「携帯忘れてったんだけど、鳴ってた?」 何も知らない彼。 「愛人からは来てなかったよ(笑)」 と、わざと明るく答える真愛。 「あ、電源切ったんだ?」 「うん」 【見たくない物見ちゃったからねぇ…(笑)】 真愛は、タンス周りを片付けながら答えた。 【自分で地雷踏んで自爆したアタシ…】 立ち直れてない中、彼の出張の知らせ。 【タイムリー過ぎるわ…】 出張は、早くて1週間。 長くて3ヵ月の出稼ぎ。 【ほんとに出張なのかなぁ…】 そんな不安が過る。
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