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そして、夕方。
彼が帰宅。
「おかえり~」
なるべく平然を装った真愛。
「携帯忘れてったんだけど、鳴ってた?」
何も知らない彼。
「愛人からは来てなかったよ(笑)」
と、わざと明るく答える真愛。
「あ、電源切ったんだ?」
「うん」
【見たくない物見ちゃったからねぇ…(笑)】
真愛は、タンス周りを片付けながら答えた。
【自分で地雷踏んで自爆したアタシ…】
立ち直れてない中、彼の出張の知らせ。
【タイムリー過ぎるわ…】
出張は、早くて1週間。
長くて3ヵ月の出稼ぎ。
【ほんとに出張なのかなぁ…】
そんな不安が過る。
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