第1章

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「ねぇ、ライムくん、どうやってアイツを撃退したの?」 「ライムくん、アイツの様子どうだった?ちゃんとまた来ないようにしっかりとこらしめた?」 代わりがわりに村山ユウと福田ヤヨイは、質問をしてきた。 ライムは、誰の質問に答えればいいか分からなくなった。 とりあえず 「バットで殴ったから、まあ、こらしめたことになるんじゃないか? 二人も見ただろうけど、おもいっきり殴ったから」 と返した。 窓ガラスにへばりついて中を見ていた勝男という男。 その窓ガラスに向かって、ライムがバットをフルスイングしたのは、村山ユウと福田ヤヨイも見ていた。 なので、この言葉には説得力があったみたいだ。 二人は、おぉ、さすがライムくんと声を揃えて言った。 そして、納得納得と村山ユウと福田ヤヨイは、うんうんうなずいていたのである。
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