第1章

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ライムは、村山ユウの問いに言葉を返す。 「そのとおりだと思う。まず、昨日まで使われていた電話番号がいきなり今日になって使われていないとかありえないしな。しかも、家族や友達全員が」 それは、村山ユウと福田ヤヨイの二人も同じだった。 片っ端から家族や友達に電話をしたが、取らないではなく、繋がらなかった。 その時点で気づいたのだろうか。 それともその前から気づいていたのだろうか。 村山ユウと福田ヤヨイ。 どうやら、この二人は、思ったよりも勘が良さそうだと感じた。
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