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「理解が早くて助かるよ。もっとも、それくらい普通に考えられなければあのゲームは生き残れなかっただろうね」
そう言うと萩原は自分のグラスの水をグビっと飲みこんだ。
「それで、そこまで分かってて俺に声をかけたんだ。用件はゲームに参加してましたかって聞くだけじゃないんだろ?」
「ああ、さっきも言ったが俺は次のゲームのチラシを持っている。九条君、君も一緒に参加しないか?」
確かにあのゲームは元ゲーム参加者が味方にいた方が勝率が大きく上がる気がするが・・・
「あんたの目的は何だ?ただゲームに勝つ為に俺を仲間に引き入れようっていうんじゃないだろ?」
俺の言葉に萩原は笑みを浮かべた。
「本当に理解が早くて助かるよ。君の言う通り俺はこのゲームに勝ちたいんじゃない。ゲームの主催者に会いたいんだ」
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