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話を聞いていてただ金目的ではないとは思ったけど・・・
「主催者にあってどうするんだ。取材でもするのかよ?」
そう言った瞬間、萩原はくくくっと笑った。
「違う違う。殺すんだよ。このゲームの主催者を」
そう言った萩原の目はどこまでも冷たくさっきまでのどこかふざけた雰囲気の男とはまるで別人だった。
ああ、なるほどな。
この人は・・・
「以前参加したゲームで親しい人を殺されたのか」
俺の言葉に萩原は否定も肯定もしなかった。
「とまあ、これが俺がこのゲームに参加してやりたい事だ。九条君には是非とも俺の味方になって協力して欲しい」
「そんな話を聞いた後にはいそうですかというと思ってんのか?」
「当然タダとは言わない。全てが終わったら俺の賞金を君に全て上げるよ」
俺がもしやらないと言ったらこの人は一人でもゲームに参加して主催者を殺す為に動くだろう。
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