第1話

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アパートに戻ってくると既に時刻は18時を少し過ぎていた。 21時には港に行かないと参加できなくなる。 「手紙?」 ポストを開けるとそこには一通の黒い封筒が入っていた。 「なんだよこの悪趣味な封筒は・・・!!」 このタイミングでこんな手紙が届く理由に一つだけ心当たりがある。 部屋に入り封筒を開けると俺の予想は確信へと変わった。 『2ndゲームへの招待状』 そう書かれた地図と一枚のカードが入っていた。 「萩原に話を聞くまでもなかったな」 どうやら主催者はもともと俺をこのゲームに参加させたかったらしい。 山本に連絡しようと思い携帯を取り出し呼び出してみようとするが携帯が繋がらない。 「なんだよこれ・・・」 携帯の電波を見るとそこは県外になっていた。 「なんでこんなところで県外になってんだよ!」
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