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あの日から4年、俺は実家を出て一人暮らしをして地方の大学に通っていた。
唯には一緒の大学に行こうと散々言われたがあの組織の奴らを叩き潰すにはどうすればいいか、そう考えた時に真っ先に思い浮かんだのはこの大学で多くの事を学ぶ事だった。
皮肉な事に俺の大学の資金のほとんどはあのゲームの賞金だった訳だが・・・
それでも使えるものは全て使って俺はあいつの為に仇を取らなければならない。
あの日、公園のベンチで目を覚ました時、白川に託された資料は俺の手元には無かった。
白川と俺がした最初で最後の約束を果たす事が出来なかった。
その事が俺の心の中にずっと引っかかっていた。
未だにあのゲームは開催されているらしくネットでも都市伝説のような感じで広まっている。
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