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しばらく探してみたがそれらしい人は見つからない。
悠里の友達が見かけてからまだそんなに時間は立っていないはずなんだが・・・
「もしかして君も都市伝説の話を聞いてここに来たのかい?」
突然後ろから声を掛けられて振り返ってみるとそこには首からカメラを提げた男が立っていた。
「誰だあんた?」
俺の言葉に男は悪い悪いと言いながら肩から提げていた鞄から一枚の名刺を取り出し俺に差し出してきた。
「雑誌の編集者か」
そこにはその男の名前と働いているであろう編集部の名前が書かれていた。
「そうそう、俺も君と同じでここであの都市伝説のチラシが配られてるって聞いて来てみたんだ」
まだ俺は都市伝説絡みだって言ってないのに勝手に決めつけられてるし・・・
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