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───…FT内コンビニ前
みく
「…虐待だ」
アクア
「紛うことなく…
どう見てもあれ…虐待されてるし、稼いだお金も持ってかれてるよね…」
みく
「…ムックの部屋、渡されたままの無改造部屋なんだ。それも納得だぁ…
…あれ…これもしかして、莇家に訪れた問題の中でもかなり重い部類なのでは…」
アクア
「どうするの、師匠さん…?」
みく
「……私はね、アクア。今回ばかりは…手を出せないかもしれない」
アクア
「え、珍しい。いつもみっくんは力でねじ伏せてるのに」
みく
「そ、そんなことないでしょ…
…アクア。私はね。もしお兄ちゃんが私に暴力振るってさ、お金まで奪ってく人だったとしても…自慢のお兄ちゃんに変わりはないと思うんだ。きっとムックも…そうなんだと思う」
アクア
「そんなわけないって!
私がもしゆうくんに虐められたら…ちゃんと言うよ。ゆうくんのためにも、みんなのためにも、このままじゃダメなんだって!」
みく
「…そうはいかないんだよ」
アクア
「なんで…?」
みく
「…言ったところでだよ
…あぁ、参った。手はあるけど、なぁ…お兄ちゃんに相談してみよっかな」
アクア
「みっくん、まずは気付いた人が動かなくちゃ!
私、聞いてくる!むっくんに!もしかしたら勘違いかもしれないしね」
みく
「…んん
…ついてくよ。でも絶対に押し過ぎちゃダメだからね」
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