-162-「男の葛藤 にて」

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───…FT ラウンジ ゆうり 「るい君から相談あるなんて久しぶりだね。なにー?」 るい 「お忙しいところすいません …あの。ゆうりさんにだから話そうと決めたことなので…その。他言禁物でお願いします」/// ゆうり 「うん、分かった」 るい 「…そのぉ… ゆうりさんって…どうやって性欲抑えてるんですか…?」/// ゆうり 「ほっほう。そういう質問ね 抑えてるもなにも、生じないんだよねぇ」 るい 「そんなことがあるわけないですよ、ゆうりさん! …なにか、そういう病ならまだしも。僕も、ゆうりさんも、健康体です。なのに、ゆうりさんはそんなに無欲でいられるのに対して僕は…もう…狂いそうなんです!」/// ゆうり 「狂うの?」 るい 「…はひ…日に日にハルさんへの想いが募っていって…最近ではみくさんの行動原理がついに理解できてしまって…!あぁっ、僕はもう終わりなんだ…!」/// ゆうり 「み、みくを秤にしないであげて …るい君も大変なんだね。そっか…これが普通、なのかな」 るい 「えぇ、おそらく…だからきっとゆうりさんは知ってるはずなんです!性欲を抑える方法を!お願いします、教えてくださいっ…このままでは僕、いつか本当におかしくなって、ハルさんになにかしてしまうかも…ついには犯罪さえ…!うぅぅ…」/// ゆうり 「へぇ…思春期って辛いんだねぇ …性欲、かぁ。うん、分かったよ。俺なりに調べてみる。もしかしたら、俺の日常生活の中になんかヒントがあるのかもだし」 るい 「ぜひお願いします!」
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