第1章

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
研究者としての私、神坂怜子。 そうですね。 私自身、研究職に就くとは思わなかった人間です。 それは、小学校も中学校も成績は悪く。 行ける高校は、名前が漢字で描ければ入学出来る。 そんな高校しかないと云われていたからです。 でも、あ、そうですね。 出身が工業だから。 まさか、生物関係に成るとは思わなかった。 専門が電気工学。 なのに、現在の研究は、人間工学。 あと、心理学等。 高校と大学が工業で、その後、 一般職で働いていたけど。 なんだかんだで、人間工学と心理学。 といっても、研究対象が、実際の人間で、 研究内容がまた具体化すると厳しい。 そう、食品としての、人間。。。 人間増加に伴い。 否、実際は、コピー。 コピー人間をどうやって処理するか。 その研究。 つまり、コピーで作られた人間を 処理する方法を開発せよ。 そうですよね、工学的ですよね。 そっか、だから、私、電気工学で。 人間工学とか心理学とか知ってて、 抜擢されたのかな? 幼い頃は、児童向けの医学心理学の、 書籍読んでいました。 そう、ロールシャッハテストが載っていたり。 パブロフの犬が載っていたり。 人間の解剖図が載っていたりしている。 そういう、書籍でした。 ですから、幼い頃から人間の工学的観点。 これだけは押さえていたのかもしません。 といっても、電気工学を高校と大学7年間学習して。 その後、人間工学関係に就業。 ただ、以前食品輸送機械製造業とか。 あとは、そうですね、チャーリーチャップリンの、 作品の、モダンタイムスみたいな。 そう、人間が機械に働かされている光景。 そんな企業も在った。 反対に、人間が機械を看病する仕事。 下水処理場。 ここも勤めた。 そんな経験から。 再就職を繰り返しているうちに。 研究者に成っていた。 それが、神坂怜子。 研究職としての私の存在。 ちょっと曖昧な存在かも知れないけど。 そう、曖昧じゃないと困ることも沢山ある。 なので、曖昧な存在がこの私。 そんな、研究者でもあります。 電気工学からの転身が、人体の研究。 ただし。。。 ちょっと厳しい内容。 それが、私に託されている課題。 著作者:金澤佳雅
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!