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アンジェリークはそう思うと、
いてもたってもいられず、
ジャンの自室の前まで来た。
ノックをしようと思ったそのとき、
中からジャンの大きな声が聞こえた。
「そんなことは、わかっている!
・・・何度も、言わせないでくれ。
ああ、彼女は知らない。
言えるものか。
それに、知る必要なんてない。
・・・さえできれば、問題はない。
おまえが心配するようなことには、ならない。
・・・ああ、そうしてくれ」
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