第四話 王城にて

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庭を歩いて2人は城に入った。 「これからどうするの?」カオリが聞いた。 「え~っと、まず、父と母に説明してからかな。でも、その前に部屋でお着替えしましょう。」 アリスが言った。なんかテンションが上がっている。 「うん、分かった。」 カオリが素直に答えた。でも、少しだけ悪い予感がしていた。しばらくして、部屋に着いた。 「お帰りなさいませ、姫様。」 部屋に入ると、数人のメイドが出迎えた。」 「ただいま、セシリー。みんなもただいま。さっそくこの子の服を見繕ってほしいのだけど。」 「分かりました。なに、この子可愛い。さっそく着てみましょう。 これなんてどうですか?」 そう答えたのはセシリー。アリス専属メイドだ。今回の旅は風邪をひいていたのできていない。 「…わかりました。」 カオリは答えた。少し間があったのは、セシリーのハイテンションに少し引いたいたからだ。嫌な予感のとおり、約一時間着せ替え人形にされた。 「もうやだ。」 一時間も服を着せ替えされられカオリは疲れていた。 「そんなこといわずに。とても可愛いですよ。」 セシリーが言った。確かに可愛い。カオリが着ているのは、ゴスロリ調の黒いドレス。カオリの金髪金眼が目立ってとても可愛い。
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