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「カオリちゃんかわいい。」
部屋に入って来たアリスが言った。ちなみにアリスは、金髪蒼眼で、青色のドレスを着ている。
「お姉ちゃんも綺麗だよ。」
カオリが言った。確かに綺麗だ。10人が10人振り返るくらいの美人だ。
「そう、ありがとう。さあ、行こっか?」
「うん。」
アリスが言い、カオリが答えたあと、2人は王の間へ行った。
「失礼します。アリスです。」
アリスが言った。
「そうか、入れ。」
部屋の中から、声がすると、扉が明けられた。部屋には、王と王妃、5人の大臣がいた。
「誰だ。」
大臣の1人が言った。
誰だとは、もちろんカオリのことを指している。
「あら、イグナイト大臣、聞いてませんか?私の恩人を連れてくるって?」
「その子が?まさか。」
イグナイトは答えた。まったく信じてない。
「まあ待て。イグナイト、お前の言いたいことは分かる。まず話を聞こうじゃないか。」
こう言ったのは王だ。さすがに国家元首だけあって、人の上に立つオーラを発している。
「わかりました。」
イグナイトは言った。彼は王のことは尊敬している。
「わかりました、では、私が、旅の途中にブラックドラゴンに襲われているところを助けてもらいました。」
「ほう、ドラゴンはその子が倒したのか?」
王が問いかけた。
「そうです。カオリ。」
アリスがカオリに答えるよう促した。
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