第四話 王城にて

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「はい、私が倒しました。」 カオリは答えた。 「どうやって?」 王が再度問う。 「ドラゴンを蹴って、生意気だったので、魔法で吹き飛ばしました。」 カオリは正直に答えた。王や王妃、大臣が唖然としている。 「生意気だと言ったが何故分かった。」 王がひっかかったことを聞いた。 「私はドラゴンと話ができます。」 カオリの答えに、王達だけでなく、アリスもびっくりしていた。 「お前は人間なのか?」 王がストレートに聞いた。 (どうしよう?素直に言う?神ですって。絶対信じないよね。よし、ここは、転生したということを話そう。) 「私は人間でした。」 カオリはそう答えた。 「でした?今は違うということか?」 王が言った。 「はい、私はドラゴンです。」 カオリがそう言ったとき、一同が、絶句した。
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