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黄金の龍がそう言うと、王都が沸き上がった。
「うぉ~、王様万歳!神龍様万歳!」
ロマリアの民が口々に叫んだ。
「また会おう、ロマリアの民よ。我はいつも見守っている。さらばだ。」
龍はそう言うと、光に包まれて消えた。すると、目の前にカオリが転移してきた。
「どうでしたか、お父様?」
カオリが言った。周りは驚いている。
「あれはお前か。とても驚いた。お前は神龍だったんだな。」
王は言った。
「はい、実はそうなんです。怖かったですか?」
カオリはおそるおそる聞いた。
「いや、そんなことはない。すごく美しかった。これで、国は一層安定する。本当にありがとう。」
王が感謝を述べた。
「いえ、ありがとうお父様。」
カオリは少し恥ずかしそうに言った。顔が少し赤くなっている。
「カオリちゃんすごいね。神龍だなんて、私は気にしないから、精一杯甘えていいのよ。」
アリスが言った。
「ありがとう、お姉ちゃん。」
カオリはそう答えた。
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