第四話 王城にて

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黄金の龍がそう言うと、王都が沸き上がった。 「うぉ~、王様万歳!神龍様万歳!」 ロマリアの民が口々に叫んだ。 「また会おう、ロマリアの民よ。我はいつも見守っている。さらばだ。」 龍はそう言うと、光に包まれて消えた。すると、目の前にカオリが転移してきた。 「どうでしたか、お父様?」 カオリが言った。周りは驚いている。 「あれはお前か。とても驚いた。お前は神龍だったんだな。」 王は言った。 「はい、実はそうなんです。怖かったですか?」 カオリはおそるおそる聞いた。 「いや、そんなことはない。すごく美しかった。これで、国は一層安定する。本当にありがとう。」 王が感謝を述べた。 「いえ、ありがとうお父様。」 カオリは少し恥ずかしそうに言った。顔が少し赤くなっている。 「カオリちゃんすごいね。神龍だなんて、私は気にしないから、精一杯甘えていいのよ。」 アリスが言った。 「ありがとう、お姉ちゃん。」 カオリはそう答えた。
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