第四話 王城にて

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夜になった。そして、カオリは、2人の兄に会った。 「私は、今日から養子になったカオリです。よろしくお願いします。」 カオリはそう挨拶した。 「私は第一王子のレグルス、騎士団の団長をしている。」 レグルスは、手を差し出した。そして、握手した。 「よろしくね、レグルスお兄ちゃん♪」 カオリは言った。背の高さが違うから、自ずと、上目遣いになった。 (かわいいっ…) 堅物と言われているレグルスだが、この上目遣いで、新たな妹を絶対に守ると自分に誓った。 「僕は第二王子のラスクだ。僕は平民と馴れ合うつもりはない。」 ラスクはそう言うと、自分のへやに帰っていった。 「ごめんな、ラスクは頭堅いから。」 レグルスは、カオリをフォローした。 「まあ、人それぞれ考えていることはちがうよね。」 カオリは少し落ち込んでいった。 「そう落ち込むな。まあ、ラスクもわかるようになる。」 レグルスは言った。 「そうだね。ありがとうお兄ちゃん。わたしはへやに帰るね。」 カオリは、いつも通り部屋に帰って言った。 (やっぱりカオリはかわいい。絶対に守る。) シスコンになった。 場面は変わり… 「お父様、実はお父様にいってないことが。」 カオリが王に念話した。 「なんだ、カオリか、言ってみなさい。」 「実は私は……なんです。」 「なに!それは本当か?」
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