第1話 不運にも…

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「一応聞くが、それだけか?」 ゼウスは、有る程度カオリの扱いになれた。 「いや、それだけじゃないよ。神龍でしょ、ヴァンパイアでしょ、あと精霊姫とか、セイレーンとか、サキュバスとか、世界樹とか、「いや、もういい。」 ゼウスが途中で遮った。 (どうしよう、今思い出したけど、カオリを殺したのは私だ。いや、故意じゃないぞ。ケーキを手からおとしたんだ。カオリにころされる…。) ゼウスは、そう考えてた。心が筒抜けなのを知らずに…。 「お父さん、そういえば、私の上にケーキおちてきたけど、なんで?」 カオリが聞いた。顔はブラックスマイルだ。 (何故ばれた?はっ、もしや心を読んで?) 「正解。でも、油断しすぎだよ。格上の神には心読まれるんだよ。私が格上だと気がついていたのに。」 ここで言っておくが、カオリはチート、いやテラチートである。もはや存在自体がチートだ。
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