第1話 不運にも…

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「これからどうするんだ。」 ゼウスが、ふと聞いた。 「お父さんが、私を殺したんでしょ。責任とってよ。」 カオリが、言った。もちろん結婚しろという意味ではない。 「え~っと、転生させる予定だったんだが、それでいいか?」 ゼウスが、答えた。少し不安である。 「いいよ、で、どんなとこ?」 「え~っと、一言で言うと、ファンタジーな世界だ。名前はアリアス。」 「知ってるよ。あそこか。まあ、一番大きいもんね。」 アリアスははじめにできた世界だ。原初神である、カオリに相応しい。 「本来なら、チート能力渡すんだが、カオリはいらないよな。」 「もちろん♪私存在が、チートだから。」 カオリは自覚しているようだ。 「お願いがあるんだけど、ちょうど神龍が、代替わりなんだ。なってくれないかな?」 ゼウスは頼んだ。ダメ元である。 「いいよ、分かった。」 そう言うと、カオリはどこかに転移した。
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