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「これからどうするんだ。」
ゼウスが、ふと聞いた。
「お父さんが、私を殺したんでしょ。責任とってよ。」
カオリが、言った。もちろん結婚しろという意味ではない。
「え~っと、転生させる予定だったんだが、それでいいか?」
ゼウスが、答えた。少し不安である。
「いいよ、で、どんなとこ?」
「え~っと、一言で言うと、ファンタジーな世界だ。名前はアリアス。」
「知ってるよ。あそこか。まあ、一番大きいもんね。」
アリアスははじめにできた世界だ。原初神である、カオリに相応しい。
「本来なら、チート能力渡すんだが、カオリはいらないよな。」
「もちろん♪私存在が、チートだから。」
カオリは自覚しているようだ。
「お願いがあるんだけど、ちょうど神龍が、代替わりなんだ。なってくれないかな?」
ゼウスは頼んだ。ダメ元である。
「いいよ、分かった。」
そう言うと、カオリはどこかに転移した。
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