第2話「パンダのプンダ、森を出る」

1/4
前へ
/40ページ
次へ

第2話「パンダのプンダ、森を出る」

   さて、森から出ることになったプンダですが、心の中では「いやだなぁ、行きたくないなぁ」とつぶやいてしまいます。  しかしプンダの心とは無関係に、長男のピンダは「犯人はどんなやつだろう」と腕組みをしていました。  そうです。プンダはもともとパンダでしたが、目を覚ますとシロクマになっていました。  ピンダ、プンダ、ペンダ、ポンダの4人で考えた結果、誰かがプンダの黒い模様を盗んだということがわかりました。その犯人を捕まえるために、プンダは森から出るのです。 「きっと犯人は黒いはずだよ! 腹黒だねっ!」  と三男のペンダは言いました。 「うん、そうだな。プンダの黒を盗んだのだから、さぞかし真っ黒けになっているだろう」  と長男のペンダはうなずきます。  その横で一番下の妹、ポンダはせっせと何かを作っていました。  
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加