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「きっと雨で流されたんだよ!」
と、三男のペンダは言いました。プンダもなんだかそんな気がしました。「やっぱりぃ?」と言いながら、プンダはまだ笹を食べています。
「でも──」と言ったのは妹のポンダです。
「私たちには何も変化がないわ」
それもそうだ、とプンダは考えます。
四人はそろって「う~ん」とうなります。そして何度目かの「う~ん」で三男のペンダはハッとしました。
「ぬすまれたんだ!」
みんなは目をまん丸にして「えっ?」と言いました。
「きっとどこかのだれかがプンダお兄ちゃんの黒い模様をぬすんでいったんだよ!」
しかし冷静なポンダは、
「でもペンダお兄ちゃん、何のために盗むっていうのよ」
と言いました。
これにはペンダも何も返せません。プンダはプンダで「あ~そっかぁ~、びっくりしたなぁ」と言って笹を食べます。
ただ、長男のピンダだけは真剣な眼差しをしていました。
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