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いつものんきなプンダですので、歩くスピードものろのろです。しかしちょっとずつピンダたちから離れていきます。離れるにつれて胸の中がきゅうっと痛くなりました。
振り返って見ますと、ピンダとペンダとポンダが手を振っています。プンダは何度も何度も振り返ってしまいますが、それでも彼らはずっと手を振っていました。
3人はだんだん小さくなって、白黒の点になって、やがて見えなくなりました。すると、どっと胸の痛みが増すように思いました。プンダは笹をくわえて必死に歯を食いしばりました。
そしてついに森から出たのです。
やわらかな風がプンダの白い毛をなでました。
森の外は、草原でした。
高い木がほとんどないので、遠くには山が見えました。空が広いということを初めて理解しました。草原はどこまでも続いていました。
世界は、プンダが思っていたよりずっと、ずぅっと広かったのです。
森の外は光り輝いているようにプンダは感じました、
(第2話 おわり)
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