高校1年 2月14日

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――ピピピピ、ピピピピ……  いつものように鳴る耳障りな目覚ましの音。  あたしは枕元の時計に腕を伸ばした。 「うーん……」  時計を掴むとそれを目の前に持ってくる。  と、同時にあたしは飛び起きた。 「うそ、なんで!?」  乱雑に投げられた掛け布団をそのままにして、急いでパジャマを脱ぐ。  秒速で制服に着替えると、机の脇の鞄と、  ……それから机の上の綺麗にラッピングされた小箱を持ち、部屋を出た。
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