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――ピピピピ、ピピピピ……
いつものように鳴る耳障りな目覚ましの音。
あたしは枕元の時計に腕を伸ばした。
「うーん……」
時計を掴むとそれを目の前に持ってくる。
と、同時にあたしは飛び起きた。
「うそ、なんで!?」
乱雑に投げられた掛け布団をそのままにして、急いでパジャマを脱ぐ。
秒速で制服に着替えると、机の脇の鞄と、
……それから机の上の綺麗にラッピングされた小箱を持ち、部屋を出た。
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