第1章 なんてこった異世界

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棍棒を持ったAが近づいてくる。どこぞの芸人ではないがヤバイよヤバイよ。リアルに 逃げだそうにもいつの間にかBが後ろに回り込んでいた。なにその高速移動。 「安心しな。一撃で決めてやるよ」 そしてAが棍棒を振り上げる。ああ……俺の人生ももう終わりかぁ……思えば色々あったなぁ 目を閉じて自分の人生を振り返ってみる…… 幼稚園の頃、通園バスがバスジャックされたっけ。銃突き付けられたときは死ぬかと思ったな 「バスの運転手さんが太極拳の使い手で助かったなぁ」 どこぞのマーボー神父かと思ったわ 「(中学のときは社会科見学で行った銀行に強盗が入ったんだよな)」 先生めっちゃ慌ててたな。確かあんときは俺が犯人をおちょくって注意を引きつけて、その隙に柔道部の春田が 「左腕に右腕絡ませて潜り込んで立ち上がる様に投げる」
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