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「あ、駄目。」
首の後ろにチリッと痛みが走る。
「キスマ-クつけたでしょ。
ドレス着れなくなっちゃう。」
「髪で隠れるよ。」
「もう!!」
「だって、エステのせいか菜々美の
肌めちゃめちゃ艶っぽくて、
なんかしないでいられない。
しちゃダメなんて、生殺しだよ。」
「み、見えないとこならいいけど……」
「やった、フフ、覚悟してね!」
「キャッ」
ベッドに強く押さえ込まれてキスの雨。
愛おしいあなたに、
すべてをあげる。
だからちょうだい、
あなたのすべてを。
甘い時間は途切れることなく
何度も何度も求められて、
高みに持ち上げられては、
落とされる。
いつまで続くか分からない波に押し
流されながら。
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