第20章 信じていたから

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。*.。*.。*。.。*。. 「あ、駄目。」 首の後ろにチリッと痛みが走る。 「キスマ-クつけたでしょ。 ドレス着れなくなっちゃう。」 「髪で隠れるよ。」 「もう!!」  「だって、エステのせいか菜々美の  肌めちゃめちゃ艶っぽくて、  なんかしないでいられない。  しちゃダメなんて、生殺しだよ。」 「み、見えないとこならいいけど……」 「やった、フフ、覚悟してね!」 「キャッ」 ベッドに強く押さえ込まれてキスの雨。 愛おしいあなたに、 すべてをあげる。 だからちょうだい、 あなたのすべてを。 甘い時間は途切れることなく 何度も何度も求められて、 高みに持ち上げられては、 落とされる。 いつまで続くか分からない波に押し 流されながら。
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