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ねえ、郁人、
きっとあの時から、私はあなたに恋したんだよ。
『ゆびきりげんまんうそついたら~』
ゆびきりの約束。
あの日から郁人は私に嘘をつかない。
あの時つないだ小指には
赤い糸が繋がっていたのかな。
ううん、糸なんてもんじゃない
もっと強くて固い
何か。
今は愛菜かな
あれは強力だ。
くすくす笑う私に
「嬉しそうだね。」
「もちろん。」
お互い目を合わせてふふっと笑う。
色んな事があった。
でも、その傍らにはいつもとなりに言って支えてくれた。
郁人はこれまでも今もこれからも、
私のすべて。
それは郁人にも言えるっことだよね。
誰にも隠さず言えるよ。
『愛してる』
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