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『湯山百合子です』
朝9時過ぎに百合子から電話があった。
亜紀は湯山夫妻と会ったあの日に
携帯の番号とアドレスを交換した。
百合子は
『気軽に連絡してくださいね』とは言っていたが、
あれ以来『蜃気楼』で顔を合わせたことはなかった。
淫蕩なあの夜。
百合子が、涼子の指にベッタリ付着した。
亜紀の女芯から沁(し)み出た蜜を残さず舐め。
彼女は『美味しい』と口にした。
その光景がよみがえった。
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