第8話 お誘い

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見た瞬間は、夫の省吾に催促されて、 そんなことをするのかと思っていたが、 舐めはじめて百合子の表情は喜びを魅せていた。 舌先は涼子の指ばかりではなく。 滴りが残っている個所をすべてなぞった。 百合子の仕草はむごく、淫らだった。 細めた目。 軽く上がった頬。 蠢(うごめ)く舌。 艶やかな唇。 どれもが妖艶だった。
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