第8話 お誘い

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膝丈のベージュのスカートと?Xネックのカットソー、 それに薄手のカーディガンを羽織った。 夫の卓也が一度だけ 海外の赴任先から戻ってきたときにもらった、 配色を抑えたエスニック柄の絹のストールを 首にまとい家を出た。 秋葉原の電気街口改札を通って、 小さなコンビニの前に着くと、 涼子と百合子の二人が待っていた。 約束の時間よりも5分ほど早い。 彼女たちも「いま着いたところ」と亜紀に話した。
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