第9話 食事と寛ぎ

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オーナーの豊満な肉体も、 あの赤いロープで縛られているのだろうか。 亜紀は厨房に戻る彼女の後姿に気を取られた。 彼女も『蜃気楼』の客なのだろう。 それが頭に浮かんだ。 『蜃気楼』はここにいる女性たちの遊び場だ。 マスターとの駆け引きを楽しんでいる。 亜紀はここ何回かの経験で、 それが具体的に想像できるようになった。
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