第9話 食事と寛ぎ

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ヤスオの身体に性的な官能が垂直に走った。 彼の中心に近い部分がビクンと震えた。 彼にとってはそれがスイッチだった。 ヤスオは口元で留まっている 密に濡れたセロリを歯先で齧(かじ)って 奥歯で何度も噛みしめた。 セロリの硬い食感と独特の味。 それに甘いような塩味があるような 妖しい汁気が彼の舌を喜ばせた。
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