リベンジポルノ②*37

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当然ながら純白だったパンティは拓真の手垢と鼻頭の脂でくすみ、ベージュに近いグレーに変色していた。あまりの豹変振りに私は洗濯を申し出たが、シミが消えるから絶対にダメだ!と言って譲らない。 あれでは自分の手垢と脂を嗅いでるのと同じだと思う。それでも拓真は見えない中田ミユのシミを崇めては顔をニンマリとさせる。 拓真は健気で、一途で、アホで、エロだ。 「ねえ伊織。式の日取りは決まった? 新婚旅行は?」 「まだ。仕事も忙しいし、面倒くさくて」 「えー? 私は伊織のウェディングドレス姿、見たいな。ブーケトスも受け取りたいし」
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