第1章

6/11
前へ
/11ページ
次へ
岡田が自転車を駐輪場に置くと、3人でカラオケ店に入った。 5時間後、真昼間にカラオケ店をあとにすると、朝よりもジリジリと太陽の光が照り付けていた。もう影などなかった。完全に直射日光が地面に当たり、照り返しもありとても暑く感じた。まだ夏。夏休み・・・。 「腹減ったな。どっか行くか?「 「いや、ちょっとまって、オレ金ねえわ。・・・えーっと、300円しかねえ・・・」 「じゃあマックとかでいいんじゃないか?」 「じゃあ、マック行くか。」 さらにそれから1時間後、マックから外に出ると、徐々に雲が太陽を隱しつつあった。そろそろ曇ってきた。数時間後には雨が降るだろう。 「じゃあ、岡田、村田、オレは帰るよ。また明日な」 そういうと、オレは歩き出した。いつもの道、いつもの家路だ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加