プロローグ

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玄関を出てエレベーターと階段が有るマンションのホールへと向かう。 するとエレベーターの前に幼なじみの華蓮を見つける。 幼なじみの少女と言うと、昔なら喫茶店の娘で一人称が自分の名前の新体操をやってる甲子園に連れてってやりたく成るような美少女。 最近ならツインテールで明るく男勝りで天然系の巨乳(ここ大事)の美少女や、小さく妹系のドジッ娘な美少女だったりが俺の憧れなんだが……………奴はそんなに甘くは 無い。 目の前に見える奴のフォルムは丸い。 そしてデカイ。 身長は俺より五センチ高い180㎝、体重は……知らないが恐らく俺3人分以上は有るだろう。 一体お前は何部屋を目指してんだ?将来の夢は横綱か? 何子デラックスだよ! 確かに巨乳だし髪はツインテールだが、それが更に不快感を出してる。 昔、小学校に入るまでは確かに名前どうりに可憐で近所でも評判の美少女だったのに、将来を期待して大学までエスカレーターの私立のお嬢様学校に入れた両親が不憫でならねーよ。 「おや、優希氏では無いナリか。朝からウチのストーキングナリか?全くyouはウチに首ったけナリなー。ワロス。」 ウザッ! 話方で判る奴も居ると思うが華蓮はオタクで有る。 アニメや同人誌をこよなく愛している。 一人称はウチで人の名前に氏を付けて呼び某アイドル事務所社長に影響されて君や貴方の意でyouと言う、更に語尾に良くナリを付けてバロス、ヤバス、ワロスが口癖のウザイ女だ。 しかも昔美少女だったからか無駄に自分がモテると思っていて自信家なのだ。 幼なじみじゃ無きゃ絶対話掛けたく無いタイプなのだ。 「ワロスちゃうわ。誰に首ったけじゃ魔神ブウ。てかエレベーター待ってんちゃうぞ!此所三階やろが階段降りろボケが。だからブクブク肥るんやろが。」 「はっ?階段とは何ナリか?ウチ知らないナリね。全くyouはとんだツンデレさんナリねー、ウチの豊満なバディに釘ずけナリか。ヤレヤレ。」 豊満にも程があるだろが。てかお前は何で関西弁じゃ無いんだ。 生まれも育ちも純粋培養の大阪人の癖に。 「はいはい。ほら行くぞ。」 そう言って華蓮の襟を掴んで階段につれていく、こいつ重っ! 途中、強引過ぎナリ、ヤバス!等言ってる華蓮を無視して一階まで連れてく。
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