3602人が本棚に入れています
本棚に追加
「…望愛…?」
望愛の暗闇での上目遣いにカラダが疼(ウズ)く。
「…したくなったのか?」
顔ははっきりとは見えないのに、望愛が恥ずかしがってるのはわかる。
返事はしないがその表情が答えなのだろう。
もちろん…
俺だって
したくてたまらねえ。
だけど…
望愛の妊娠がわかって、俺たちの間では自然に…する…ことはなくなった。
もちろん、二人で調べたり医師に聞くことで、してもいいことは承知している。
けれど、望愛の中にちっこくても赤ん坊がいるのかと思うと思いきれなかった。
だから二人で決めたんだ。
したくなったら…
俺は布団の中で望愛のカラダの向きを変え、
背中から抱き直した。
胸元に手を滑らせ、もう片方の手を下に伸ばす。
そして耳元にキスを落とす。
「赤ん坊ができてから…おねだりが上手くなったな」
最初のコメントを投稿しよう!