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「…もう…言わないで…」
そう言いながら俺が少しの刺激を与えるだけで
望愛は小さな声を漏らしていた。
ゆっくりと深い波に溺れながら
望愛は俺の耳元で言った。
「…私自身が満たされることは…赤ちゃんにとっても…いいんだって…」
「…へえ…」
俺が指先の動きを止めずに返事をすると
望愛は目を細めて熱い息と共に言った。
「…パパだって…同じだよ」
望愛がカラダを捻(ヒネ)って俺の唇を塞ぐ。
「…私も…してあげるからね」
…つうわけで、
俺は赤ん坊ができた喜びに加え、
少し大胆になった望愛の変化にも…喜んでいた。
これが赤ん坊の影響ならば
さすが…
俺の子供だ。
たぶん…
赤ん坊は
俺に似た男だな。男。
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