第1章

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両手に何もないランスロットは女の腕を掴んだ 「とった!!」 掴んだの方は確かにランスロットである 絶対的なチャンスであった… が、 女は身体の重心を動かした そして、相手の重心までも支配する ランスロットは女の腰の上に乗っかるような格好になっていた イメージは柔道の背負い投げ ただ違うのは掴まれている方が投げているという事 「ぐあぁぁぁ!!!」 勢いよく地面に叩きつけられるランスロット 呼吸が一瞬止まる 息づく暇もなく、真上から降ってくる鉄の竜 満身創痍の状態で防ぐすべはなかった…
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