第1章

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もはや、一歩も動かない身体 だがこの青年は意識がほとんどないまま女の足首を掴んでいた 「い…行かせる…わけにはいかねぇ…」 「何がお前を突き動かしている?議会か?あれは、そこまでして守らなければいけないものか!?」 「議会…だと?知らねぇよ…そんなの…ただ…俺の、俺たちの王を…信じてるだけ…だ」 俺はヤツが嫌いだ 忠誠心なんてものはカケラもない だが! 信じてる…! 「人間にしては、なかなかやるみたいだな」 初めて見せた青年の想い 一人の女性の心を動かすには十分だった
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