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「だから容疑者候補だとでもいいたいのか?」
「誰もそうとは言っていません」
「そう言ってるような物だろ!?」
「しかし恋人と言えど殺すという確率は0ではありません」
「殺さない確率も0ではないだろ!?」
「では、今までの事件で恋人を殺したという人間が0人なんですか?」
「それは…!」
「恋人だからといって贔屓目で見ていてはいつまでも捜査は進みません」
「でも!」
「やめろ河合。こいつの言ってることはもっともだ…。この2人のアリバイを調べろ」
「はい…」
――――――――
トントン ガチャ
「失礼します」
「おー。木村か。どうした?」
「いえ、DNA検査の結果の報告をと思いまして…」
「どーだった?」
「DNA検査の結果凶器についていた血痕と被害者の血液が一致しました」
「そうか…。わかった。ご苦労さん」
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