聞いちゃった

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「え!?なんですか!?教えてくれてもいいじゃないですか!!」 「ダーメーダ!」 「....らしいよ潤之君。ドンマイです......」 よし!こうなったら、最終手段だぁー! 頬を少し赤く染めて、唇を尖らせ 「お、お願い?」 『ウッ』と、先生は腰を引いた 効いたかな? と、思ったんだけど 「バ、バァカ!」 強めのデコピンされた。 痛......... 涙を浮かばせながら両手をおでこに当てていると 「ごめんごめん」 先生が謝ってきた。 でも 「許しません。」 ...... 「はぁ!?」 「あはは!反抗期かな?潤之君は」 まぁ、反抗期はとっくに過ぎてるけど....... 「そうです!反抗期なんですから!俺は! は・ん・こ・う・き! だから、あんまり余計なことしない方がいいと思いますが!?」 睨んでやった。 すると、二人は背筋をピンと伸ばした。 そんなに強くにらんだ訳じゃないけど。 でも、なんか罪悪感しかない。 だって、悪いのはおれ自身だし。 あの二人は何も悪くないし。 反抗期と言うことを言い訳にして、痛みを怒りでまぎらわしているなんて。 それに、その怒りを二人に押し付けるなんて。 あれ?もしかしたら。凪も?凪もこんな気持ちになってたりした? 好きなのに、好きだから.......... 怒りと変化して表現することしかできなかった? もし、そうだったら。そうだと、したら......------ 凪!!!!! 俺は、無我夢中で凪の家へと走り出した。 「潤之君!!!?どこいくの!??」 「おーい!潤之ぉぉ!まだ、手当てしてねぇぞぉぉぉ!」 二人の声がどんどん遠ざかってく。 そっか、やっぱり俺は、凪が好きだったんだ。 凪に恋してたんだ。 でも、いつから? キキィィィーー!!!!!!!!! ! 赤信号でわたってしまった! ヤバっ!!! ドンッ!!! 「キァァァーーー!!!!」 「人が引かれたぞーーー!!!」 「誰か!救急車!」 .........あれ?あっちから走ってくるのは? 凪? やっと、やっと見つけた。 大好きな凪を。 「な、ぎ。」 「潤ちゃん!!!!!」 また、泣いてる。 「な、く、な。」 ん!意識が。と、ぶ.......---------
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