第1章~全ての始まり~

4/16
前へ
/316ページ
次へ
廃病院・手術室前の廊下にて 舞姫「ねぇ翔……私たち、ここで死んじゃうのかな?」 竹島 舞姫(19)は後ろにいる二宮 翔(18)に声を掛けた 翔「………かもなぁ」 2人だけではなく、約30人くらいの列が手術室に向かうように続いていた その全員が手錠のような物を付けられていた 2人は前から20人目くらいの所にいる 舞姫「ごめんね… 私が騙されなければ、こんなことにはならなかったのに………グズッ」 舞姫は翔を背に震えながら謝った 翔「別に舞姫が悪い訳じゃねぇよ 俺を楽しませそうとしてくれたんだろ?(笑)」 舞姫「だけど…そのせいで「そこ!口を開くな!!!」 舞姫の言葉を遮って監視役の大人が怒鳴った 舞姫はビクッと体を揺らして、黙ったまま涙を流していた 翔「ありがとな舞姫…… お前だけは…… 絶対に俺が死なせねぇから」
/316ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加