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廃病院・手術室前の廊下にて
舞姫「ねぇ翔……私たち、ここで死んじゃうのかな?」
竹島 舞姫(19)は後ろにいる二宮 翔(18)に声を掛けた
翔「………かもなぁ」
2人だけではなく、約30人くらいの列が手術室に向かうように続いていた
その全員が手錠のような物を付けられていた
2人は前から20人目くらいの所にいる
舞姫「ごめんね…
私が騙されなければ、こんなことにはならなかったのに………グズッ」
舞姫は翔を背に震えながら謝った
翔「別に舞姫が悪い訳じゃねぇよ
俺を楽しませそうとしてくれたんだろ?(笑)」
舞姫「だけど…そのせいで「そこ!口を開くな!!!」
舞姫の言葉を遮って監視役の大人が怒鳴った
舞姫はビクッと体を揺らして、黙ったまま涙を流していた
翔「ありがとな舞姫……
お前だけは……
絶対に俺が死なせねぇから」
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