第1章~全ての始まり~

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「ぐあっ!!」 拓也「おい…静かに質問に答えろ」 拓也は廃病院の入口で見張りをしていた1人の胸ぐらを左手で掴んで壁に背中を叩きつけた 拓也「何で廃墟になった土地にいるんだ? ここで何をしている?」 「じ、実験だよ… 俺たちはある玉(ぎょく)の適合者を捜しているんだ」 拓也「玉の? 何の玉だ?」 「………」 拓也「ここには黙秘権はねぇぞぉ?」 ボオォォォォッ!! 「ひぃっ!!!」 拓也は空いている右手から赤い炎を纏わせた 拓也「3つ数えるうちに言え… 1つ…… 2つ……… みっ「ら、雷帝だよ!!【雷帝の玉】だ!!」 死を悟った見張り人は恐怖心から口を割った 拓也「ら、【雷帝の玉】!!? 何でお前らが帝王の玉の1つを持ってんだよ!?」 「お、俺に聞くなよ! 上の連中が手に入れたんだ!俺は何も知らねぇ!!」 拓也は手を離すと、見張り人は足が笑っているのか その場に座り込んだ 拓也「帝王の玉にもなれば、相当な潜在魔力が無ければ死ぬぞ? でもここには帝王の玉に適合するような潜在魔力を持った者は感じなかった」
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