第4章~剣術において最強の5人~

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翔「ゆ、優香…?」 優香「翔……… ごめんね」 ビシッ!! 翔「がっ………」 翔は首の後ろに優香の手刀を食わらせられて、気絶した ガチャ… 孝治「会長室の前で何をしているんだよ…」 孝治はドアを開けて気絶して倒れている翔を抱える 優香「翔にはまだ早いですよ… 経験よりも安全を…それが私が掲げる3番隊のモットーなんで(笑)」 優香は少しだけ舌を出してそう言った 孝治「優香……もう一度、改めて問う 淳に勝てるんだな?」 優香「………」 黙る優香に問い詰める孝治 孝治「静や拓也、明日香と同期入隊しながらも、お前だけがスピード昇格をしたのは 優香の才能だけじゃない…… 淳の指導があったからだろ?」 優香「…………」 孝治「お前が尊敬し、誰からも認められる模範の【KNIGHT】隊員だった あの優しかった…そして強かった淳は……… もういないぞ? 強さのみを求める危険な男へと変わっている」 優香「………何が言いたいんですか?」 優香は下を見ながら問う 目を合わせると心の内で思っていたことを見透かされようになったからだ 孝治「優香……… 淳と共に死のうとか考えてないよな?」
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